48歳女子供と向き合って話をきき大事なのは子供の居場所を作ること

自分ではなく子供が小学校低学年のとき、不登校になりました。その後も学校生活が向いていないようで苦労をしていましたが、現在は通信制高校に落ち着いています。
まず最初に申し上げたいことは、「不登校=直さないといけないもの」ではないということです。世間では不登校というと、登校できるようにすることがゴールのように思われますが、一口で「不登校」といってもいろいろな原因やパターンがあります。たださぼりたい、という怠けた気持ちからであれば学校に戻ることが最善ですが、我が家のように、子供が非常に敏感な気質で団体生活が辛い場合もあるのです。
幼稚園、小学校の2年生くらいまでは、息子は楽しそうに学校に通っておりました。まわりのクラスメートもまだ幼く、お互いの個性をそのまま受け入れのびのびとしていた環境だったからだと思います。しかしまわりのクラスメートの自我が芽生え始めたころから、敏感で天真爛漫な息子は異質扱いされるようになり、少しずつ孤立していったようです。それでも本人は勉強も好きで学校に通っていましたが、ある時期から学校に行きたくても登校途中で気分が悪くなったり、体調を崩して早退してくるようになりました。内科で調べてもとくに体に病気はなく、先生とも相談し、無理をしないで行けるときだけ登校するという形でしばらく見守っていくことになりました。勉強が遅れるため、先生が週に1、2回、宿題を持って訪問してくださり、無償で勉強もみてくださいました。私たち親も出来る限りのことをしようと、子供専門の心療内科セラピーに親子で通ったり、そこでセラピストの方にすすめられた水泳やサイクリングに息子を連れ出したりし、学校に行けていないことで息子が気に病まないようなるべくゆったりと楽天的にかまえるよう努力しました。その甲斐あって、3ヶ月ほどで息子はまた学校に通えるようになりましたが、中学に進学した際、新しい環境でまた頻繁に体調を崩し保険室登校のような状態になってしまいました。息子としては、学校にちゃんと通いたい、という気持ちがあるのですが、学校にいると冷や汗がでて動悸が激しくなったり、頭痛が起こったりという状態で、それでも毎日がんばって登校していましたが、保険室に通うことが多い息子に対して先生が「ちゃんとなんの病気が調べて、完全に直してから来なさい」とおっしゃったのです。夫がそれよリ前に先生にはお話にいってこれまでの経緯や息子の状態を説明していたのですが、先生の理解のない言葉に親子ともに深く傷つきました。息子は行ける限りはできるだけ通ってなんとか順応しようとしていたのですが、「そんな状態で来るな」と言われたのです。
結局中学を転校し、転校先では少人数の落ち着いた環境だったため無事に通って卒業しました。
現在は、自分のペースで通わずに勉強ができる通信制高校に通っています。自宅で活き活きと勉強しています。
全国には不登校のお子さんがたくさんいらっしゃると思いますが、まずはお子さんの気持ちを、話を聞いてあげてください。いじめなど明確な理由ではなく、お子さんが「なぜ学校に行けないのかわからない」と明確な理由を説明できない場合は、お子さん自身も本当にわかっていないのです。HSP、HSCという言葉を検索してみてください。何かヒントがあると思います。お子さんに無理強いさせるのではなく、どうすれば、どんな環境ならお子さんが本当の才能を発揮できるのか、生きやすいのか、それをお子さんと一緒に探ってあげてください。不登校=悪ではけしてありません。