30代女性 たった一人の信頼できる人に相談 自分を大切に

私は高校卒業後、会社勤めを4年程経験したのち、ふと思い立って看護学校へ入学しました。学生の中には私のように社会人を経て入学している方も数名いましたが、ほとんど高校卒業後そのまま入学している子たちばかりでした。ですので、なんとなく入学当初から、社会人を経て入学している人は”お姉さん”として見られているようでした。看護学校の3年制は、1年目は座学が多いものの、事例考察なる分野も増えてきます。私はこの事例考察がうまくできず、しかし周りをみるとみんなスラスラできるている様に見えてしまい、どんどん追い込まれていくようでした。この分野は宿題として課されることもあり、アルバイトをしながら課題をこなすという学生では当たり前のことができなくなりました。ここで素直に「私はできません。」とか「ここを教えてほしい。」とか自分の心情を教師なり友人に吐き出していれば状況は変わったと思います。しかし、前述のとおり”お姉さん”として見られているのに、そんな弱音を吐く自信がありませんでした。そしてついに学校自体に行けなくなり、自宅に引きこもってしまいました。不登校も長く続けば単位が取れなくなり進級にかかわるので、進級のためにその後なんとか復帰しました。が、看護学校といえば病院実習があります。心は追い込まれたまま復帰したため、今度は実習に行けなくなってしました。結局また引きこもりの生活です。毎日罪悪感の気持ちでいっぱいで、生きた心地がしませんでした。会社をやめてまで学校に入ったのに、学校を中退することになったら周りからどんな目でみられるのだろうと、人の目ばかりを気にしていました。
 そんな時助けてもらったのが、同じ社会人を経て入学した友人です。自分の今の心情を聞いてもらえるだけで、心が軽くなりました。そして、周りが自分のことをどう思っているのかは自分が勝手に決めてしまっていた、ということに気が付きました。私は登校を再開し、思い込んでいた”お姉さん”のレッテルを捨て、宿題ができてなくても、「やばーい!」と開き直るようになりました。すると今までしょっていたものが、さーっと軽くなるようでした。
 最後に、周りの目ばかり気にするとどんどん追い込まれていくことが多い気がします。周りの目よりも、まずは自分自身を大切にすることが、心の余裕につながると思います。