35歳・女性・保健室登校を通して回復・自分を見つめなおす貴重な時間

私は現在35歳の女性です。
小学校の4年生の時に、転校したことをきっかけに新たなクラスに馴染むことができず、不登校になりました。
新しい学校では閉鎖的な空気感が流れていて、転校生を物珍しいおもちゃのように扱うため、心身ともに疲弊してしまい、ある日を境に全く身体が動かなくなってしまったのです。
しばらくは学校を休む、という形を取っていましたが、いい加減にしろという両親の叱責もあり、また当時の校長から呼び出され「君が学校に来ないと先生が困るんだ。」という趣旨のお叱りも受けました。
しかし自分では行きたい思いはあるものの行けない、という状態が続いていたため、地元の児童相談所に通い、心理士にカウンセリングを受けながら問題点を見つめていきました。
そこでは「メンタルフレンド」という制度があり、大学生のお姉さんと一緒にお買い物に行ったり、話しを聞いてもらったりといったサポートもあり、少しずつですが自分なりに社会との接点を持てるよう努力していました。
学校へは、クラスに入ることに異常なまでに恐怖を感じていたため、まずは保健室登校をすることから挑戦していきました。保健室では、教科書を読んだり手芸の課題をやったりして、1~2時間位過ごしていました。当時はそれすらも非常にドキドキ緊張していましたね。
また登下校の時間は、「なんでこんな時間に子供が歩いているの?」というような大人の視線が、突き刺さるようで苦しかったことを今でも覚えています。
しかし保健の先生がとてもいい方で、不安そうにしている私を安心させてくれたり、たまにクラスの友達が遊びにきてくれるなど徐々に緊張が解けていきました。
運動会や林間学校などには、とても緊張しましたが勇気を出して参加し、少しずつですがクラスメイトとも話せるようになりました。
皆んなも実は異質なものに対して興味があることの裏返しで冷たい態度を取っていたのだと分かり、仲の良い友達もできたりと関係性が徐々に進展していきました。
そうした中で6年生からはクラスに入れるようになり、中学に上がるまでには完全に登校できるまでになりました。
今思えば、人との関わり方が人一倍不器用な分、大人になる前に自分自身を見つめなおす貴重な時間だったのだと思います。
また、不登校で家にいる間に、興味のある手芸や料理について自分なりに勉強したりしたことが、大人になった今も生かされていると感じます。
今辛い思いをしている方には、焦らず一歩ずつでもいいので、目の前の課題に挑戦していってほしいと思います。たとえ今は真っ暗闇の中を歩いている気がしても、地道に努力を続けていけばいつか自分らしい道が開けていくと、私は思います。