34歳 女性 一冊の絵本が自分の人生を考えるきっかけに

現在30代で、会社員をしています。
小学5年の頃、同級生から意地悪を言われたことが原因で、学校に行きたくなくなりました。学校に行きたくないと泣いて、学校を休みました。
学校を休んで3日目ぐらいだったでしょうか。ふと思いつき、本棚から絵本「わたしのいもうと」を手に取りました。
語り手の一家はある町に引っ越してくるのですが、語り手の妹は転校した学校でひどいいじめに逢ったのちに拒食症を発症し、命の危険にさらされます。
やがて妹は学校に行かなくなります。外からは登校する子供たちのはしゃぎ声が聞こえますが、妹は家に閉じこもったままです。やがてかつて妹をいじめた子供たちが中学校、高校と進学していっても妹はまだ、家の外には出られません。体育座りでうつむいたまま、部屋にこもっています。
やがて妹はひっそりと亡くなってしまうのですが、妹の最後の言葉(手紙)にはこう書かれてありました。
「わたしをいじめたひとは、もうわたしをわすれてしまったでしょうね。あそびたかったのに。べんきょうしたかったのに。」
絵本を閉じ、私は考えました。自分が学校に行かなくなっても、自分と家族以外は誰も困らない。自分以外の子供たちは何事もなかったように日常をおくり、成長していくのだ。このまま学校に行かなかったら、自分は取り残されたままになってしまう。子供なりに危機感を覚えたのでした。
こうして私の不登校生活は3日で終わり、再び学校に通い始めました。あの絵本がなかったら、私はもしかしたら、不登校を継続していたのかもしれません。しかし私は小学校を卒業し、中学、高校と進学し、やがて大学を卒業しました。
現在は小さい会社で正社員として働いています。ここまで来るのにいろいろなことがありましたが、私なりに思うことは、結局自分の人生は自分で責任を持たなくてはならないということです。いじめられて自分の人生に行き詰ったとしても自分が困るだけであって、いじめっ子は痛くも痒くもないという理不尽さを分かることが大事になってくると思います。