25歳女 友人と家族に支えられ、高校進学とともに不登校を脱却

私は中学生のとき不登校になりました。当時は不思議と「自分はいじめられている」とは思っておらず、「自分は不登校だ」という自覚もありませんでしたが、今思えばどちらも該当していました。
何が原因だったというよりも、そういう学校だったのでしょう。在校生のほぼ全員が「いじめている側」か「いじめられている側」に分かれ、中立の立場の生徒は本当に貴重な存在でした。今思えば異常な環境です。私は「いじめられている側」の人間として地味な嫌がらせを受け続け、またうっすらと感じていた「自分は異常な環境にいる」という事実にだんだん体がついていけなくなり、胸部の神経痛と原因不明の息苦しさを併発して日夜苦しむことになりました。
母にはまず小児科と呼吸器内科に連れていかれましたが、原因はわからず。その後心療内科に連れていかれ、さまざまな薬を試しながら通院することになりました。その間も体を引きずるようにして学校に通ってはいましたが、やがて登校できなくなりました。
登校できなくなった前後のことはあまり覚えていませんが、登校しなくなってから精神的に本当に楽になったことは覚えています。また、不登校になってからも、一番の友人がプリントなどを届けに頻繁に家に来てくれたこと、「明日は学校来る?」という言葉は当時プレッシャーでもありましたが、今考えればとてもありがたいことです。彼女には感謝してもしきれません。
そんな私がなぜ不登校を脱却したかというと、単純に環境が変わったからです。高校には、いじめるだのいじめられるだのということとは無縁の世界が広がっていました。最初はびくびくしていた私でも、「ここではそういった(いじめのような)ことは起きないのだ」と悟るのに時間はかかりませんでした。その後心身の不調はみるみる回復し、私は無事、楽しい高校生活を送ることができました。
もし今、不登校で悩んでいる人がいるなら、私は「別に不登校のままでいいじゃん」と言いたいです。環境が変わるのを待つのもひとつの手だと思います。ただし、良い環境に身を置くためには、それなりに努力はしなければいけません。ちゃんと勉強をして、次の場所は良い環境かどうかちゃんと調べて、一歩踏み出す勇気を持つことが大切です。焦って終止符を打たなくてもどうせいつかは死ぬのだから、死ぬ前に色々試してみましょう。きょろきょろ探せば、きっと空気がきれいないい道が見つかります。